New Ganarations冒険記
『瘴気舞う城下町(Part2)』
『Material Wars2』 第12回更新


New Ganarations
(第12回更新時)
コテツ アヤ サナル プリシラ
LV11 LV11 LV11 LV11
戦士見習い 治療士見習い 斥候見習い 黄魔導士

第12回更新
冒険結果 インターミッション

第12回更新
冒険結果
(別窓で結果が開きます)

冒険王決定戦もひとまず幕を閉じ、もとの日常が戻ってきました。
まずは、途中で止まっていた害虫退治を完遂すべく、ニュージェネの面々は再び城下町へと赴くことに。

プリシラ「さて、この仕事も片づけないとのぅ」
アヤ「また虫の駆除か……華々しいのは一瞬だけなのね」


トーナメント優勝の高揚感が未だ抜けないのか、今一つやる気が出ない様子のアヤ。
ただ、グロテスクな毒虫の群れが相手と考えると、それも無理のないことかもしれません。

一方、そんな彼女の前では、固く包帯の巻かれた両の拳を握るコテツの姿が。
どうやら、前回のインターミッションで負った傷が回復しきっていないようです。

コテツ「――ま、この程度なら何とかなるだろ」
サナル「無理はしないでよ。っても、いっぱいやっつけてもらわなきゃなんだけど」


そういったやりとりを交わしながら進んでいくうち、いつの間にか王城の跡地まで辿り着いていた一行。
そこで彼らが目にしたものは――毒虫の群れと、そのボスと思われる大きな虫の姿でした。
ちょっとした小山かと見紛う巨大さは、まさに悪夢の一言です。

アヤ「いよいよ本命っぽいのが出てきたわね?(怯)」
サナル「うーわー何アレ……ちょっと、かなり……逃げてイイ?」


あまりのスケールに腰が引けそうになるものの、ここまで来て逃げるわけにもいきません。
各々の武器と魔法を駆使し、巨大な毒虫たちに立ち向かうパーティ。
その大きさに相応しいタフさと、毒に苦しめられつつも、何とか勝利を収めることができました。
流石に近寄り難かったのか、件のボス虫に白兵戦を挑んでいたのは殆どコテツ一人でしたが……それも無理のないことかも。

サナル「あぁぁ……気持ち悪かった……おかしいよアレでかすぎだよ……」
アヤ「虫はもう見たくないわ……」


むしろ精神的なダメージの方が大きかった今回の戦い。
これで終わり――と思ったのも束の間、こんな余計な“おまけ”までついてきてしまいました。

コテツ「――げ、燐粉が傷口に入りやがった……」

ふと目をやると、コテツの両拳は毒に侵されて紫色に。
怪我をおして出てきたツケが、こんな所で回ってきてしまったようです。

コテツ「アヤすまん、何とかしてくれ……」
アヤ「……毒とか何とかってのもさわりたくない感じ」


慌てて助けを求めるコテツですが、肝心のアヤは巨大な虫のトラウマから逃げ腰に。
その後、何とか治療は間に合った模様ですが……コテツとしては、思わぬ教訓であったかもしれません。

インターミッション

毒虫との戦いを制し、仕事を無事に終えたニュージェネ。
ようやく一息ついたところで、少年たちはそれぞれ中級クラス試験へと向かうことになりました。

コテツ「――あぁ、この程度は動くのに影響ねえから問題はねぇよ。いいから始めてくれ」

まずは、コテツが前回のリベンジとばかり軽戦士の試験へ。
相変わらず拳には包帯が巻かれたままという状態でしたが、どうにか合格することができました。
毒で痛い目に遭ったにも関わらず、まったく懲りていない様子なのがアレですが……。

次に、サナルが狩人の試験に初挑戦。
以前にコテツに脅しをかけられたのが効いたらしく、彼の口からはこんな呟きが……。

サナル「捌き方の試験はありませんように……!」

幸いというか、“獲物の捌き方”は試験の内容には含まれていなかったようです。
結果、サナルも危なげなく合格。
これを機に武器も弓へと変えることとなり、パーティ全体の基本戦術も見直す形となりました。
その成果は、まず次回の結果でといったところでしょうか。