New Ganarations冒険記
『瘴気舞う城下町(Part1)』
『Material Wars2』 第9回〜第10回更新


New Ganarations
(第10回更新時)
コテツ アヤ サナル プリシラ
LV9 LV9 LV9 LV9
戦士見習い 治療士見習い 斥候見習い 黄魔導士

第9回更新
冒険結果 インターミッション
第10回更新
冒険結果 インターミッション

第9回更新
冒険結果
(別窓で結果が開きます)

石拾いが無事に終わり、今回から新しい仕事です。
ようやく犬猫の相手をしなくて済むと思いきや、今度は害虫駆除とのこと。

アヤ「虫とか嫌いなんだけどしょうがないか……」

前回のインターミッションで調達した殺虫剤を手に、どことなく憂鬱な面持ちのアヤですが……。
実際の現場は、想像していたよりもより深刻であったようです。
澱んだ空気、そこらじゅうを這い回る毒虫の群れ。
かつての王都の荒廃を目の当たりにして、少年たちも顔を顰めつつ言葉を交わします。

コテツ「随分と陰気くせぇとこだな」
サナル「うん……気分の重くなるところだよね……空気がまずいー」

のっけからやる気の落ちるシチュエーションではありますが、これも任務。そうそう放り出すわけにはいきません。
文句を言いつつも周囲の探索を行っていたところ、大きな毒虫が数匹、一行の前に姿を現しました。
顔を顰めながらも、すぐさま臨戦態勢を整えるニュージェネの面々。
虫を前に、コテツがぽつりとこんな一言を……。

コテツ「流石にあいつらは殴りたかねぇな……」

てか、殴らんでくださいコテツ君。
前回きちんと刃のある剣買ったでしょうが……。

他のメンバーからも「木酢液」とか微妙な単語が飛び交ってはいましたが、相手が害虫とあってまったく容赦の欠片もなく。
武器と魔法の全力攻撃により、虫たちは程なく殲滅されてしまいました。

アヤ「次から武器変えようかな……」

戦闘終了後、ナイフでの応戦を強いられていたアヤがやや青い顔で一言。
犬猫相手に心が痛んだ前のクエストとは違った意味で、神経をすり減らす展開になりそうな予感です……。

インターミッション

――さて、今回はちょっとした祝い事が。
プリシラ婆が、二回目の挑戦で黄魔導士の試験に見事合格したのです。
巷ではボーダーが引き下げられたという話ではありますが、まだまだ中級の壁は厚いという現状。
ここは、しっかり貫禄を示したといったところでしょうか。

サナル「おばあちゃん試験合格おめでとー!!」
コテツ「おめでとさん、これも年の功ってやつか? 俺も次の試験行って来るわ」

時を同じくして『冒険王決定戦』の開催告知が出たこともあり、コテツも軽戦士の試験を受けることを決意。
やはりトーナメントとあって、気合の入り方が違うようです。
そんな折、アヤが試験について「戦士は実技だけなの?」と一言。

サナル「え、なんか知識とかも試されるわけ……?」

途端に慌てた顔になるサナルに、からかい半分に声をかけていくコテツでしたが……。

コテツ「あー、狩人とかだと筆記もあるかもしんねーなぁ。方角の知り方とか、食える草の見分け方とか、獲物の捌き方とか……」
サナル「捌き方!? そんなの、そん……っ!!(衝撃)」


動物好きの彼には、ややショックが大きかった様子。

コテツ「狩人なら必須じゃねーかそんなん。なんなら俺が教えてやろーか?」
サナル「えええええ遠慮する!! いいありがと結構ですっ!」


事も無げに言い放つコテツの申し出に、全身で拒否の姿勢を示しつつ後退り。
大騒ぎの少年たちをよそに、この方はまったくいつも通りでした。

プリシラ「今日ものどかじゃのぅ( ̄旦 ̄)」

お茶はいいから助けてお婆ちゃん!
その後、あまりに嫌がる様子を見て、コテツもようやく攻撃の手を緩めたのですが。
やはりショックが大きかったのか、後日サナルのこんな姿が……。

サナル「やっぱり捌くなんて……その分草で点取るもん……(座り込んで草いじり)」

頑張れサナル……。

第10回更新
冒険結果
(別窓で結果が開きます)

虫退治2回目。
小さいものからやや大きいものまで、とにかく数の多い毒虫たちに、メンバーたちは早くもうんざり気味です。
パーティを取り囲むように動く虫たちの群れを前に、コテツが忌々しげに一言。

コテツ「――こーいう時、アレが使えりゃ楽なんだがな……くそっ」

現状を打破するための手段に心当たりがあるようなのですが、どうやら実行は不可能な様子。
一体何をするつもりだったのか。

サナル「……知ってても今使えなきゃ意味ないけどさ」

幸い、このサナルの呟きはコテツの耳には届かなかったようでした。
うっかり聞かれていたら、また一悶着あったかもしれませんが……。

そんな場面を交えつつ戦闘開始。
今回の見所は、当然これに尽きるでしょう。

プリシラ「さあ、どんなもんじゃの」

前回、黄魔導士にクラスチェンジに成功したプリシラ婆が、2色魔法・ストーンストームを初披露。
約40ダメージを敵全体に与えられるとあって、かなり強力です。
これを見て、他のメンバーも勢いづいてきます。
虫に近付かなくてもいいようにと、鉄の杖を装備して後列から攻撃を仕掛けていたアヤは、射程と攻撃力の高さで虫たちを圧倒。
調合した殺虫剤も併用して、果敢に攻め込んでいきます。
終いには、芋虫に見事な一撃を入れつつ、こんな台詞まで飛び出しました。

アヤ「油断したわね? 死ねぇ☆」

その後、コテツに対するキュアでも同じことを言っていましたが、この際気にしない方が賢明かもしれません。
ほどなくして虫たちは一掃され、体力的にはわりと余裕をもって勝利。
しかし、これはあくまでも目の前の敵がいなくなったというだけ。まだまだ、付近には毒虫たちが蠢いています。

サナル「なんか、まだ羽音が聞こえる気がするー。足とか這われてそうな気がするー」
コテツ「――あーもう、しつこいんだよ! まとめて殺っちまえってんだ!」


それぞれ別の意味で我慢の限界といった少年たちですが、そんな彼らを眺めていたプリシラ婆が頷きつつ一言。

プリシラ「みんな、強くなったのぅ(微笑)」

流石だ、この状況にもまったく動じてない……。

インターミッション

『冒険王決定戦』のトーナメント表が発表されました。
「2」になってから初めて開催されるトーナメントとあって、今回はかなり多くの参加者が申し込みを行ったようです。
トーナメント分けも、個人戦のLv1から、高レベルパーティが集うLv7まで、幅広いものとなりました。
そんな中、ニュージェネは最高位のLv7に割り振られることに。
パーティがフルメンバーで、さらに全員レベルが高いことがその理由だと思いますが、第3期においてLv1が定位置だった身としては、どうしても違和感が拭えません。
さらに、Lv7トーナメントの参加チームで唯一中級クラスのメンバーがいることもあり、巷では優勝候補との声も。
色々と(プレイヤーにとって)頭の痛い事態ではありますが、運命とは恐ろしいものです。

コテツ「――よう、社長。トーナメント表見たか?」

第1戦目の相手は、ロード・ヴェント氏率いる『ヴェント財閥』
コテツとヴェント氏は以前に知り合っていますが、色々と因縁の深い間柄です。
こんなに多くのチームが参加している中で初戦にぶち当たるとは、まさに宿命としか言いようがないでしょう。
宣戦布告がてら挨拶に訪れたメンバーを前に、自信に満ちた表情でこう言い放つヴェント氏。

ヴェント「ククク、まさか初戦で私のチームに当たるとはな。貴様等も運の無い」

当然、これで少年たちが尻込みするはずはなく。

サナル「運がないなんて、なんで今からわかるんだよ。試合の日を待ってろよっ」
コテツ「それが本当に不運だとしても、んなもん跳ね返してやるよ」


双方、一歩も引く気配はありません。
ひとまず、この続きは試合でといったところでしょうが……これからがまた大変でした。
クエストの方は一旦休みということになるので、そちらの心配は不要なのですが、何しろ「2」では初の対人戦。
システムがかなり変更されたこともあり、戦術の面では手探りと言うしかない状況です。

勝ちのみに拘るつもりはなくとも、「やるからには全力で」というのがパーティ全体の意志。
曲がりなりにも優勝候補と囁かれている以上は、結果はどうあれ無様な試合は許されないでしょう。
とにかく今できるベストを尽くそうと、装備面から作戦まで綿密に話し合いを進めていきます。
やがて方針は固まり、きっちり準備も整いました。
あとは当日を待つのみですが、とにかく何が起こるかわからないのが対人戦の常。
果たしてどうなることやら……。