New Ganarations冒険記
『冒険の始まり』
『Material Wars2』 第2回更新


New Ganarations
コテツ アヤ サナル プリシラ
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戦士見習い 治療士見習い 斥候見習い 魔導士見習い

冒険結果
インターミッション

冒険結果

初回はプロローグといった感じだったので、実際に戦闘を行うのは今回が初めてとなります。
(自称)冒険案内人・ライナス氏の言葉に従い、まずは訓練場へと向かう一行。

案の定、そこにはライナス氏の姿が。
彼が言うには、この中央都市オズはどういうわけか外部から隔絶されており、普通の方法では出入りができないとのこと。
ただ、だからと言って黙って「はい、そうですか」というわけにもいきません。

それぞれが首を傾げていると、とりあえず一人ずつ力試しをさせてもらうとの言葉。
ライナス氏の手には一振りの木剣。つまり、彼から一本取るのが目標のようです。
冒険案内人と名乗るだけあって、この街では彼が冒険者の全てを取り仕切っている様子ですが……

この日(第2回更新時)、訓練場に集まったのはゆうに百人を超えています。
ライナスさん、ここにいる全員と戦うつもりですか?

普通に考えれば、それだけで只者じゃないような。
そんな人に「手加減してやる」と言われても安心できません。

ともあれ、一抹の不安を抱えつつも順番に力試しをすることになりました。


まずはコテツ。

コテツ「全力で来いよ、怪我しても知らねえからな!」

先の「手加減してやる」という言葉が微妙に引っかかったのか、最初から果敢に攻めていきます。
しかし気が急いているのか、はたまたライナス氏が強いのか。
全力で繰り出した打撃を悉くかわされ、逆に木剣の大振りを数発叩き込まれることに。

その後少し落ち着きを取り戻したものの、なかなか隙を見せないライナス氏。
業を煮やしたコテツは……。

コテツ「トドメだ、食らえ!」

防御を捨てて懐に飛び込み、頭突きを敢行。

これは流石にまずかろうと誰もが思いましたが、ライナス氏は怒った様子もなく手合わせの終了を告げます。
「武器の扱いはまだまだ」と苦言をいただいたものの、何とか合格はできたようです。


2番手はアヤ。
現状、メンバーの中では一番白兵戦には向かないため、ある意味一番心配です。
予想通り、開始直後からライナス氏にペースを握られてしまいました。
(実際は優位度の効果が逆に働くバグによるものだったらしいですが……)
厳しい戦いを強いられることにはなりましたが、アヤは冷静にキュアで回復を行いつつ反撃。
時間はかかったものの、何とか勝利を収めることができました。

アヤ「甘く見ちゃダメよ?(はぁと)」

――この余裕、流石です。


続いて3番手、サナル。

サナル「……前の合格者はパスにさせてよねー」

センブラで冒険者試験に受かっているのに、ここでまた同じようなことをしなくてはならないことに少しだけ不満の様子です。

手合わせが始まると、サナルはライナス氏の攻撃に落ち着いて対処。
コテツと較べて耐久力にやや不安があり、まともに食らえば一気に戦いが苦しくなるところですが、持ち前の素早さでギリギリのところでかわしていきます。
反撃も的確に当たったため、わりと早く決着をつけることができました。


トリを飾るのは、当年きって72歳のプリシラ婆。
おそらくは、ここに飛ばされてきた冒険者の中でも最高齢のグループに属するのではないでしょうか。

如何に手加減するとはいえ、現役真っ只中のライナス氏とまともに戦えるのか心配になりましたが、そこはそれ。
いざ蓋を開けてみると、戦闘終了時の被ダメージ率は4人中一番少ないという楽勝っぷりでした。恐るべし年の功。

プリシラ「まあ、そういう事じゃ。あんたも仕事がんばるんじゃぞ^o^」

お婆ちゃん、その笑顔が何となく怖いよ……。


インターミッション

色々とあったものの、何とかライナス氏の試験(?)をパスした4人。
これで、晴れてこの街で冒険者として活動することが可能になったわけです。

折角ここまで来たので、同時にパーティの申請も済ませてしまおうということになったのですが、ここで書類とペンを手にしたのがコテツだったから大変。
「字が汚くはないか」だの、「間違いはないか」だの、まったく信用されてません。
まあ、普段の行いが悪いので自業自得といったところでしょう。

さらに、コテツは冒険者証に記載されている年齢をごまかしていたこと発覚。
誕生日はまだ少し先だというのに、もう15歳になったことにしてしまっていたのです。

サナル「っ、ずるっ!! ずるいよそれ、そんなんだったらおれだって15って書いたのに! 同い年なのに、なんかコテツのが年上みたいじゃんーっ」
コテツ「ま、こーいうのは書いたもん勝ちってな。どうだ、悔しいかねサナル君」

差をつけられたと焦ったのか、食ってかかるサナル。
ことさらに意地悪っぽく踏ん反り返るコテツを見て、いよいよ爆発してしまいます。

サナル「偽ったことには違いないだろっ! 悔しいわけないじゃんっなんで威張んだよこの……っ!!(半泣き)」

怒りのあまり、とうとう涙目です。
流石に罪悪感を覚えたのか、コテツも慌てて彼を宥めることになりました。
まったく、何やってんだか……。