New Ganarations冒険記
『灰色の街』
『Material Wars2』 第1回更新


New Ganarations
コテツ アヤ サナル プリシラ
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戦士見習い 治療士見習い 斥候見習い 魔導士見習い

冒険結果
インターミッション

冒険結果

さて、いよいよ「Material Wars 2」開始です。

何やら、のっけから気を失っていたらしいニュージェネの面々。
気付いてみると、さっきまで晴れていたというのに、やけに薄暗くなっています。
そこは見慣れたセンブラではなく、寂寥感が漂う灰色の街並みでした。

彼らを介抱したライナス氏(自称・冒険案内人)が言うには、
どうやらここは、かつて虹の王城があった中央都市オズであるようです。

このような場所に、どうして飛ばされてきたかは全くわかりません。
しかし、来てしまった以上は生きていく方法を考えないといけないのも事実。
運が悪いことに、装備はほとんどセンブラに置いて来てしまったのです。

考え込む一行に、ライナス氏は告げます。
それなら、訓練場で待っているからここに来れば良い、と。

見知らぬ土地で出会った男。
どこまで信用して良いものかはわかりませんが、とにかく現状では頼らざるを得ません。
結局、四人は彼の言う通り全員で訓練場に向かうことにしたのでした……。

インターミッション

サナル「……なにコレどーなってんの……?」
プリシラ「こういう時は、まず状況をしっかり把握するんじゃ。くれぐれもうかつに動くでないぞぃ」

状況が状況だけに、やはり戸惑いを隠せないパーティの面々。
そんな中、アヤはあくまで冷静に荷物の確認から始めます。
武器などはほとんど置いて来てしまった中、運良くこれだけは持ってくることが出来たようです。
そうやって調べ終わった時、ちょっと困った事態が発覚。

アヤ「スペルブックが1冊足りない! それにコテツ君がいない?」

アヤが言った通り、いつの間にかコテツの姿だけが見えません。
普段からじっとしているのが苦手な彼のこと、プリシラ婆の忠告も耳に入らず、独断で先行してしまったのでしょう。
――てかアヤさん。コテツはスペルブック以下ですか? ……そうですか。

プリシラ「って、言ってる側からコテツがおらんではないか。なに慌てるでない、こういう時は……」

そのあたりに落ちていた木の枝を拾いつつ、小さく呪文を唱えるプリシラ婆。
おぼろげに光り始めた枝を真っ直ぐ地面に立て、そして手を離します。

プリシラ「うむ、コテツはこっちに行ったようじゃの(笑)」

そう言いながら、彼女は自信たっぷりに枝の指す方向へと歩き出しました。
すごく適当くさい気がしますが、怖いので深く突っ込まないことにします。


一方その頃、コテツ君は何をしていたかと申しますと。

コテツ「――ん? 何やってんだお前? こんなとこでボーっと座ってると危ねえぞ」

同じく、ここに飛ばされたらしい少女を発見。
どうやら冒険者ではないようで、色々と危なっかしい様子が伺えます。
放っておけず、声をかけていくコテツですが……。

少女「よい……あっ」
コテツ「――って、おい! だから、気ぃつけろっつったろ……」


と、よろめいた少女を抱きとめることに。いきなり役得です。
その後少女とは別れたのですが、これが原因でまた一騒ぎ。

ようやく他のメンバーと合流したと思いきや、抱きとめた際に付着したらしい少女の髪をアヤに発見され、それをネタに皆(主にプリシラ婆)にからわかれてみたり。

さらに、以前(第3期終了時)ふとしたことで泣かせてしまったパトリシア・ベル嬢(パティ)と再会し、その双子の妹パーシバル嬢(パーシィ)に糾弾されてみたり。

結果。

コテツは往来のど真ん中で土下座する羽目になりました。

第1回目から、これ以上ないほどやられてしまったコテツ。
果たして彼に未来はあるのか……。