冒険結果
(別窓で結果が開きます〔第109回更新時〕) |
戦士だった父親の背中を追い、冒険に出ることを決意したコテツ。
晴れて冒険者試験に合格はしたものの、パーティを組む仲間が見つからず、ひたすら訓練場で鍛錬をする日々です。
始めは訓練場の指導員と1対1で手合わせを行っていたのですが、そのうちそれも物足りなくなり、同じ冒険者を相手に1対2で戦いを挑むことに。
少しばかり無謀とも思われましたが、丁度その頃に知人のつてで剣を譲ってもらったのが幸いしてか、ギリギリで勝利。
これに味を占めて、しばらくはこういった形で模擬戦を行うことを決めたようです。
中には、たかだか子供一人とコテツを舐めてかかる相手もいましたが、場数を踏んでいくにつれ、そういう輩には相応に痛い目を遭わせられるまでに成長。
コテツ「まぁ、ざっとこんなもんだろ」
余裕が出てきたのは良いことですが……それにしてもコテツ君。
いくら相手が気に食わないからといって、訓練で「死ねぇ!」と連呼するのはどうかと思います。
――訓練は、あくまでも訓練ということで。
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インターミッション |
模擬戦も大分余裕を持って戦えるようになった頃、コテツはいつもの如く訪れた訓練場でとある張り紙を目にします。
それは、この城砦都市センブラで行われる御前試合トーナメントの開催告知でした。
出場するのはいずれも手練れの冒険者ばかり、しかもパーティを単位としたチーム戦です。
訓練場でウロウロしているような新米が出る幕でないのは明白ですが、コテツは無謀にも出場を決意。
何事も挑戦と言い切るにしても、流石に今回はハードルが高すぎる気が……。
案の定、発表されたトーナメント表では、初戦から強豪と当たることに。
対戦相手とのレベル差は実に10倍以上。せめて救いがあるとすれば、相手もまた一人であることくらいでしょうか。
御前試合に伴って行われる賭博においても、当然の如くオッズは一番の大穴でした。
どう考えても玉砕必至のこの勝負、果たしてどうなることやら……。
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